賃金は,労働者にとって生活の糧となる重要な金銭です。そのため,憲法や法律で手厚い保障がされています。
しかし,現実には,不況の影響もあり,賃金不払いの紛争が絶えない状況です。特に,時間外労働に対する割増賃金(残業代),休日労働に対する割増賃金(休日手当),深夜労働に対する割増賃金(深夜手当)の未払いは,経営者側に誤解が多く,法律に基づいた適正な処理がなされていないことの方が多いとさえいえます。
賃金は労働者の生活の糧となる重要な金銭です。これら未払いの残業代等を請求することは,労働者にとって当然の権利ですので,ためらわずに行使するべきです。